必ずお読みください
2025年 4月 28日
このドキュメントには本製品に関する制限/注意事項が記載されています。
ご利用になる前に必ずお読みください。
システム要件 をご確認ください。
基本事項
-
サポート対象となるのは以下のバージョンのエージェントです。
-
ActiveImage Protector 2022
- エージェント バージョン 6.0.0.7292 以降の管理/操作をサポートします。
-
ActiveImage Protector 2018
- エージェント バージョン 5.1.11.6454 以降の管理/操作(プッシュ インストール以外)をサポートします。
-
-
Linux のエージェントはリモート コンソールを使用して操作することを推奨します。接続には root 権限が必要になりますので、コンピューターを追加する場合は root ユーザーを使用して登録してください。Active Directory からリストに追加されたコンピューターのエージェントを操作する場合は、認証情報を root ユーザーに変更してください。リモート コンソールを使用しない場合は以下の操作のみをサポートします。
-
タスクの状況、ログ確認/モニタリング
-
既存バックアップ タスクの操作
-
アクティベーション
-
システム再起動/シャットダウン
-
-
Linux エージェントをアンインストールしても情報は更新されません。
-
サポート期限が切れているプロダクト キーを適用しているエージェントは以下の管理/操作はできません。
-
エージェントの各種情報取得
-
プッシュインストール
-
PXE 起動
-
デプロイ
-
タスクの作成
-
サポート情報の取得
-
コマンドライン インターフェースの起動
-
モニタリング対象に追加
-
パワーオン
-
QuickRecovery / RescueBoot
-
-
E メール通知機能は ActiveVisor の設定が常に優先されます。エージェントで E メール通知が設定されていても、ActiveVisor から[ActiveVisor を使用してメールを送信する]を有効にしたタスクや設定をデプロイ、またはエージェント設定を直接変更した場合、エージェントの E メール通知設定の内容はクリアされエージェントからメールが通知されない状態となります。 再度エージェントから E メール通知を行う場合は、ActiveVisor のエージェント設定で[カスタム設定を使用する]を選択/設定し直してください。
-
IP アドレスが重複しているコンピューターがあると、それらのコンピューターの情報が正しく表示されなかったり操作が失敗したりする場合があります。DHCP で IP アドレスを取得している場合はご注意ください。
-
クライアント ビューのネットワーク コンピューター リストの情報が更新されない場合は、対象コンピューターの右クリック メニューから[削除]をクリックしてリストから削除した後、対象コンピューターのシステム再起動を試行してください。
-
Active Directory を参照している場合、ActiveImage Protector をインストールしたコンピューターがドメインに参加しても、そのコンピューターの IP アドレスが DNS に登録されていない場合は「ネットワーク コンピューター」として検出されます。その場合、DNS にそのコンピューターの IP アドレスを登録してからコンピューターの再起動を試行してください。
-
パッチが自動適用されたクライアントが管理対象外に移動する場合があります。そのコンピューターを管理対象にする場合は、対象のコンピューターの右クリック メニューから[管理対象に移動]をクリックしてください。
- RescueBoot で起動したクライアントから ActiveVisor へ接続できない場合は、そのクライアントの管理/操作はできません。事前に RescueBoot で以下を確認していただくことを推奨します。
-
NIC が認識されていること
-
有効な IP アドレスが取得できていること
-
-
Active Directory からリストに登録されたドメイン コンピューターはクライアント リストから削除できません。ActiveImage Protector をアンインストールすることで[すべてのクライアント]リストから[ネットワーク コンピューター]リストに移動できます。
-
以前のバージョンで[クライアントごとにサブ フォルダーを作成して保存する]を有効にしたバックアップ テンプレートをデプロイして作成されたタスクが存在するエージェントを管理対象にすると、コンピューター名のサブフォルダーを含む形で[サイト設定]-[ストレージ デバイス]に保存先が登録されます。バージョン2022のエージェントでは、そのサブフォルダーの下にユニークな名前のバックアップ格納用のサブフォルダーを作成してバックアップ イメージが作成されます。
-
[SMB 1.0/CIFS クライアント]がインストールされていない環境では、[コンピューターの追加]-[自動探索]が Windows システム エラー 1231で失敗します。
-
ローカルに配置した ActiveVisor から、クラウドの仮想マシン上に導入された ActiveImage Protector の管理をおこなうことはできません。管理対象のクラウドの仮想マシンと同一 VLAN 上に、ActiveVisor を配置する必要があります。
-
PXE 起動は iPXE のみをサポートします。セキュアブートが有効な Hyper-V の第二世代仮想マシンなど、iPXE 起動に対応していない環境ではセキュアブートを無効にする必要があります。
-
PXE 起動は、DHCP サーバーが稼働するネットワークで使用してください。
-
PXE 起動後、PXE クライアントが ActriveVisor と接続する前に PXE 起動機能を無効にしないでください。
-
同一ネットワークでは、複数の ActriveVisor で PXE 起動機能を有効にしないでください。
-
ActriveVisor が稼働するコンピューターに DHCP サーバーの機能が構成されている場合は、PXE 起動機能は使用できません。
-
同一ネットワーク内に Actiphy Rapid Deploy の ImageCast Server バージョン 5.1.0 以降をインストールしたコンピューターがある場合、PXE 起動ができない場合があります。その場合は Actiphy ImageCast Service を停止するか、アンインストールしてから PXE 起動を再試行ください。
-
PXE 起動後のクライアントでは以下のホットキーが使用できます。
- ctrl + alt + s:クライアントのシャットダウン
- ctrl + alt + c:コマンド プロンプトの表示
- ctrl + alt + e:ファイル エクスプローラーの表示
-
同一コンピューター上に Actiphy Rapid Deploy の ImageCast Server バージョン 5.1.0 以降をインストールしないでください。インストールを行うと ActiveVisor の[PXE 起動]機能が正しく動作しなくなります。
- 管理対象になっていないコンピューターを PXE 起動させる場合は、既定で Default Boot Environment の起動イメージが使用されます。この起動イメージに対象コンピューターの NIC のドライバーが含まれていない場合は、PXE 起動後にクライアントから ActiveVisor に接続できないためリモート復元が実行できません。
この場合は、対象コンピューターに ActiveImage Protector をインストールしてから ActiveVisor の管理対象に追加した後、必要なドライバーを組み込んだ起動イメージを用意、設定してから再度 PXE 起動を試行してください。
アップグレード
- バージョン 6.0.2.1507 からのアップグレードでは以下の制限があります。
-
アップグレード後、アップデート ダイアログからコンソールは起動できません。スタート メニューから起動してください。
-
テンプレートとバージョン2018用のプロダクト キー、Hyper-V/ESXi 以外のハイパーバイザーは引き継がれません。
-
Web アクセスを有効にしていた場合は無効となります。
-
アップグレード後、旧バージョンのインストール パスに設定やログなどが残ります。不要な場合は削除してください。
ローカル コンピューターの Administrators グループのユーザーでコンソールを起動している状態で、[アップデートの準備完了]からアップデートを実行した場合処理の途中でデバッグ ダイアログが表示される場合があります。その場合はデバッグ ダイアログを閉じてください。
-
-
バージョン 7.0.x 以下のバージョンからアップグレードして引き継いだテンプレートを、バージョン 7.0.0 以降の ActiveImage Protector エージェントが構成されたクライアントにデプロイすると正しい状態でパラメーターが構成されない場合があります。テンプレートを再作成することを推奨します。
- アップグレードにより、Default Boot Environment は再作成されます。
初期設定
- ネットワーク タイプで[Active Directory]を選択した場合、パスフレーズを設定する必要があります。パスフレーズの設定には、ドメインの Administrator、または Domain Admin グループのアカウントでの認証が必要です。
プッシュ インストール
-
使用可能な Setup ファイル、およびパッチ ファイルはバージョン 6.0.0.7292 以降のエージェントを含むものです。
-
コンピューターのファイアウォール設定で[ファイルとプリンターの共有]が許可されている必要があります。
グループ ポリシーでファイアウォール設定を定義している場合は[ネットワーク]-[ネットワーク接続]-[Windows ファイアウォール]で、[着信ファイルとプリンターの共有の例外を許可]を有効にしてください。 - プッシュ インストールした製品は以下の方法でアンインストールできます。
-
ActiveVisor からプッシュ アンインストール
-
ローカル コンピューターでアンインストーラーをサイレント モードで実行
例:コマンドプロンプト上で “C:\Program Files\Actiphy\ActiveImage Protector\uninstaller.exe” /qn を実行
-
-
ActiveImage Protector 2022(6.0.0.7292)の Setup から作成した MSI インストーラーでインストールした環境に本製品をインストールした場合、別のコンピューターへ同じバージョンの Setup を使用したプッシュ インストールはできません。インストール時に作成した MSI インストーラーを使用して実行するか、ActiveImage Protector をアンインストールした後に再度実行してください。
このケースは ActiveVisor から ActiveImage Protector 2022(6.0.0.7292)の Setup を指定してプッシュ インストールした環境も含みます。
-
本製品が稼働するコンピューターから弊社アクティベーション サーバー、または Actiphy Authentication Service(AAS)に接続できない状態で Virtual(Guest)キーでプッシュ インストールしたエージェントでアクティベーションが失敗する場合があります。本製品から弊社アクティベーション サーバー、または Actiphy Authentication Service(AAS)に接続できる状態であることをご確認していただいた後に、Virtual(Guest)キーでプッシュ インストールしたエージェントでアクティベーションを再試行してください。
-
エージェントが接続する Actiphy Authentication Service(AAS)を指定する場合は、以下の方法で設定できます。
-
エージェントの右クリック メニューから[コマンドライン インターフェースの起動]を選択し、表示されたコマンド プロンプト画面で以下のコマンドを実行します。
config AASIP <IP アドレス>
-
エージェントの右クリック メニューから[クライアント設定の変更]-[バックアップとスタンバイ]を選択し、表示されたダイアログで以下のコマンドを入力して[送信]をクリックします。Ctrl、または Shift キーを押下して複数のエージェントを選択した状態で実行すると、それらのエージェントの設定を一括して設定できます。
AASIP <IP アドレス>
-
-
バージョン 2022(6.5.0.7616)の Setup を使用して、バージョン 2018 からのアップグレードはできません。はじめにバージョン 2018 をアンインストールしてから、バージョン 2022 をインストールしてください。
- WMI から OS や他の情報を取得できない Administrator 以外のユーザー(Administrators グループ ユーザー)にはプッシュインストールを行うことができません。
デプロイ
-
クライアント ビューで[この ActiveVisor の管理対象]リスト左のアイコンが緑(接続済み)となっていないコンピューターのエージェントへはデプロイできません。
-
デプロイ先の ActiveImage Protector に存在しないオプションは動作しません。
-
デプロイ先のエージェントから保存先にアクセスできない場合はデプロイに失敗します。
バックアップ
- クライアントのディスク情報が正しく取得できていない場合はデプロイに失敗します。その場合は対象のコンピューターを一度管理対象外に移動した後に再度管理対象へ移動し、ディスク情報が正しく取れているかを確認してください。
サイト設定
-
次の設定は項目を追加/削除すると即時に反映されます。
-
ストレージ デバイス
-
ハイパーバイザー
-
-
ハイパーバイザーの設定で、Microsoft Hyper-V 以外は登録したホストの認証情報の変更はできません。変更する場合は、一度削除してから再度登録してください。
-
ハイパーバイザーの設定で、Citrix Hypervisor を登録する場合はあらかじめ対象のホストに libvirt が構成されていて、ファイアウォールでポート16509への接続が許可されている必要があります。ホストで接続ポートを変更している場合はサポート対象外となります。
-
ハイパーバイザーの設定で、Nutanix Acropolis を追加する場合は CVM を 接続先に指定して Prism の認証情報を指定してください。
-
ストレージ デバイスに登録されている SFTP/クラウドの認証情報を変更したい場合は、一度登録を削除してから再度登録し直してください。
-
リモート復元の設定で、複数のクライアントを選択して[クライアントの保存先を追加]を実行すると処理に時間がかかる場合があります。
ファイル復元
-
ファイル復元タスク実行中に新規タスクを作成を試行するとイメージのマウントに失敗したり、実行中のタスクの処理が遅くなったりすることがあります。
-
8.0.0 以前のバージョンでは、ActiveImage Protector バージョン 7.5.0 以降で作成したファイル バックアップ イメージからのファイル復元はできません。
リモート復元
- リモート復元は、PXE 起動しているクライアント、もしくは RescueBoot 起動しているクライアントに対してのみ実行できます。
RescueBoot 起動したコンピューターへの復元
-
復元に使用可能なバックアップ イメージは、ActiveVisor と復元対象のコンピューターから接続できるもののみです。
-
復元対象のコンピューターは、それぞれ個別に指定したバックアップ イメージに接続して復元を行います。複数の復元対象コンピューターで同時に処理を実行すると、時間がかかる場合があります。
PXE 起動したコンピューターへの復元
-
復元に使用可能なバックアップ イメージは ActiveVisor から接続できるものです。
-
同一のバックアップ イメージを使用して複数の復元対象のコンピューターへ同時に復元を実行する場合は、以下のように動作します。
-
処理は ActiveVisor を介して実行されます。この場合は各コンピューター間でデータの送受信を行うため、ネットワークに障害が発生すると、処理が止まるコンピューターが出る場合があります。
また、異なるセグメントのコンピューターを選択しての同時復元は、各コンピューター間で通信ができる場合のみ可能です。 -
SFTP 以外のストレージにある、復元対象のコンピューターから接続出来ないバックアップ イメージを使用した復元実行も可能です。Actiphy StorageServer、クラウド ストレージ上のバックアップ イメージを使用する場合は、処理中に[PXE 起動]を無効にしないでください。
以下の形式のバックアップ イメージを使用する場合は、復元対象コンピューターは個別に ActiveVisor に接続して復元処理がされます。- 複数ディスクを対象に[ディスクごとにイメージ ファイルを分割する]を有効にして作成したバックアップ イメージ
- [イメージを xx MB 毎に分割する]を有効にして作成したバックアップ イメージ
-
バージョン 1.1.1 未満の Actiphy StorageServer から復元を行う場合は、復元対象のコンピューターはそれぞれ個別に指定したバックアップ イメージに接続して復元を行います。そのため、処理に時間がかかる場合があります。
-
PXE 起動したコンピューターで処理が失敗した場合は、ホットキー[ctrl + alt + s]を使用してクライアントをシャットダウンをした後、再度復元を試行してください。
ログを収集する場合は、USB メモリなどをクライアント コンピューターに接続し、ホットキー[ctrl + alt + e]でファイル エクスプローラーを呼び出してから以下のフォルダーとファイルをコピーしてください。- x:\Program Files\ActiveImageProtector\logs
- x:\Program Files\ActiveImageProtector\aip.log
-
リモート コンソール
-
[仮想化]-[イメージから変換]ではネットワーク共有フォルダー上のバックアップは使用できません。
-
組み込まれているリモート接続用のコンソールが接続先のエージェントよりも上位のバージョンである場合、接続したエージェントでサポートしていない機能やオプションが表示される場合があります。それらは正しく動作しませんので使用しないでください。
-
[復元]-[HyperRecovery LIVE!]では復元中の仮想マシンのステータスはサムネイルに表示されません。また復元中の仮想マシンにリモート接続もできません。
Web コンソール
-
SSL 証明書を使用する場合は、インストール フォルダー内の「SSL-Certs」フォルダーにコピーしてください。
-
以下の機能は動作しません。
-
テンプレートの削除
-
クライアントのタスク削除、タスク ログのエクスポート
-
補足事項
- 以下のポートを使用して通信を行います。
-
ホスト(ActiveVisor)
-
135(Windows Management Interface(WMI))
-
139(ファイルとプリンターの共有)
-
445(ファイルとプリンターの共有)
-
57236(Web アクセス)
-
57237(Web アクセス)
-
60236
-
-
-
物理コンピューターを対象にパワー オン機能を使用する際には、コンピューター側で正しく Wake on LAN(WOL)が動作できる状態になっていることを確認してください。以下は動作しない場合の確認項目と設定の一例です。設定変更などを行っても動作しない場合は、コンピューターの製造元にお問い合わせください。
-
NIC ドライバーの状態
ドライバーが正しくインストールされていないと動作しない場合があります。または、対応したバージョンへのアップデートが必要な場合があります。 -
Windows 10 以降の高速起動の状態
Windows 10 以降の高速起動が有効だと動作しない場合があります。
例:[コントロールパネル]-[電源オプション]-[電源ボタンの動作を選択する]-[現在利用可能ではない設定を変更します]をクリックし、[高速スタートアップを有効にする]のチェックをはずす -
PCI Express の省電力設定の状態
PCI Express の省電力設定(リンク状態の電源管理)が有効だと動作しない場合があります。
例:[コントロールパネル]-[電源オプション]-[プラン設定の変更]-[詳細な電源設定の変更]-[PCI Express]-[リンク状態の電源管理]をオフにする。
-