テープ メディアを使用したバックアップと復元
テープ メディアを使用したバックアップ、復元を行う前に以下をご確認ください
テープ メディアの移動や読み込みには時間がかかる場合があります。
リストの情報が更新されない場合があります、その場合はコンソールの再起動をお試しください。
インベントリ
使用開始前にデバイス内のテープ メディアの確認/分類のために[完全インベントリ]が本製品のサービス開始4分後に自動的に実行されます。
[完全インベントリ]実行前でもテープ ドライブに挿入されているメディアはそのまま判別され、それ以外のメディアは一旦[認識できないメディア]として認識されます。
テープ ライブラリで[完全インベントリ]が実行される前に何らかの操作を行う場合は、あらかじめ手動で[完全インベントリ]をすることをお勧めします。
[完全インベントリ]が実行されると以下のルールでテープが分類されます。
-
空のメディア
空きメディアが分類されます。 -
認識できないメディア
他の製品で使用済みのメディアが分類されます。 -
インポートされたメディア
本製品のバックアップで使用されたメディアが分類されます。
プールの構築
テープ メディアへバックアップを行うためには、使用するテープ メディアをプールに移動させる必要があります。
-
[空のメディア]にあるメディアからプールに入れるメディアを選択します。
-
処理メニューから[プールへ移動]をクリックし、移動先のプールを選択します。既定のプールとして[Actiphy]が用意されています。
-
移動が終了すると指定したメディアがプールに移動します。
新規にプールを作成する場合は、[+新しいプール]をクリックして設定をしてください。
[空のメディア]のテープのみプールに移動できます。[認識できないメディア]や[インポートされたメディア]として認識されているテープを[空のメディア]へ移動したい場合は、[プールへ移動]か[消去]をご利用ください。
プールの設定で[[空のメディア]から自動的にテープを割り当てる]が有効になっている場合は、バックアップでメディアが不足すると自動的に[空のメディア]のテープがプールに割り当てられます。
プールに割り当てたテープがメール スロットにある場合、そのテープはバックアップに使用されません。プールに割り当てたテープは通常のスロットに移動してください。
バックアップ
各種バックアップウィザードで、バックアップで使用したいプールを保存先として指定します。
バーコードなどの情報を元にバックアップが保存されているテープの順番を記録されることを推奨します。
メディアの容量が不足した場合
- テープ ライブラリ
自動的に次のメディアにバックアップが作成されます。
プールに割り当てたテープがメール スロットにある場合、そのテープはバックアップに使用されません。通常のスロットにあるテープのみがバックアップに使用されます。プールの設定で[[空のメディア]から自動的にテープを割り当てる]が有効になっている場合は、[空のメディア]として認識されたテープであればメール スロットにあってもバックアップに使用されます。
- テープドライブ
エラー終了します。新しいメディアを挿入し、対象のプールに追加したうえでバックアップを継続してください。
バックアップの復元
各種復元ウィザードで対象のプールを選択すると[ホスト]と[復元]ポイントの一覧が表示されます。
-
テープ ライブラリ
バックアップに使用したすべてのメディアがライブラリに挿入されている必要があります。 -
テープ ドライブ
挿入されているメディアに含まれていない復元ポイントはグレイアウトして表示されます。復元したい復元ポイントが含まれているメディアを挿入して復元を開始してください。
起動環境での操作
-
テープ ライブラリ
[完全インベントリ]を手動で実行し[インポートされたメディア]で復元に使用するメディアを選択して[再スキャン]を実行してください。再スキャンを実行することで関連したメディアが指定したプールに移動されます。 -
テープ ドライブ
復元に使用するメディアを挿入して[完全インベントリ]を手動で実行し、[インポートされたメディア]のメディアを選択して[再スキャン]を実行してください。そのメディアが指定したプールに移動され関連したテープの情報も一緒にグレイアウトして登録されます。他のテープ メディアが必要になるとメッセージが表示されます。そのタイミングでメディアの入れ替えを行ってください。